カウント

2013/05/30

その瞬間、口の中で溶けてしまった

桜や鬱金香(チューリップ)の花が散って、都電荒川線沿いに咲いた色とりどりのバラの花も、間もなく散る。
5月の終わり。

バラにカメラのピントを合わせれば、
背景のぼけみがかった空間に都電荒川線の電車が時折横切る。
遠方から電車の音がやってきて、その音がだんだん大きくなって。
シャッターを切るまでのその瞬間が良い。

この花が散ったら、
WildNothing"Summer Holiday"を時々聴いて夏を待つ。






2013/05/29

ブルーベリージャム(歌詞)


幼少期の産物はさざ波のリズムに乗せたままにする
傷ついてばかりの僕は夏の日の午後を浮かべて眠る

バターに混じってく 色が濃いブルーベリージャム
指先でつまみながら しばらく一人で生きた事を思う
「グレングールド 幸福とは何か」と
不器用な人の光の見つけ方に目を留めてしまうんだろう

今世紀のやっかい者はしらけないように世界をまわしてる
優しいキスに彩られぐらぐらの世界から抜けた気がする

風に吹かれずに羽は伸ばさない
週末がまた来るから
ラストオーダーでジョッキビールの泡になり
はじけるような夢の夜を彷徨えば
「大人とはこんなもんか」と
笑ってしまうな明日は何をしようか

ごまんと広がる僕らの明日の妄想
つないだりほどけてったり新しい風に時に流されたり
それでも追いかける姿は
なんでか少しダリアのように気高く咲いて見えるんだろう